石田衣良「40 翼ふたたび」を読んだ - a talk

石田衣良「40 翼ふたたび」を読んだ

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石田衣良の「40 翼ふたたび」を読んだ。
彼の作品は過去に「娼年」「東京DOLL」と読みました。
村上龍が好きな人は石田衣良も読んで欲しい。


40 翼ふたたび
石田 衣良(著)
40 翼ふたたび
40 翼ふたたび


文庫が出ていたので、「40 翼ふたたび」を読んでみた。
丁度、40歳という年齢を考えることが多かったので、
早め早めのシミュレーションです。
良質な疑似体験を小説に求めるのも、そんなに悪くは無い。

ってことで、感想みたいなものですが、
石田衣良作品は読みやすいですね。。。
前半から後半に差し掛かるまで面白いです。
一気に読んでしまいました。


ただ。後半から最後の終わり方はあんまりですね…
チープというか、茶番というか。。。
まあ、良いです。僕も40歳になった頃には、
この終わり方で、励まされているかも知れないし。

特別な感想などは無いのですが、主人公の言葉で、
二つ程、とても心に響くフレーズがあったので、抜粋します。


以下、P45 真夜中のセーラー服より抜粋

四十歳になって、ようやく切なさとともにわかった。世紀の大恋愛より、爛れるような欲望よりも、退屈で平凡な日常は強い。現在進行形の恋などより過去の恋愛の幽霊のほうが、人の生きかたを重く深く縛るのだ。


以下、P162 ふたつの恋が終わるときより抜粋

身にあまる夢をもち続け、自分に過重な期待をかけるのは、つらいことだった。四十歳という年齢では、ほとんどの夢はかなうはずのない幻として、身体から自然に抜けおちている。まだ青春のさなかにある人間はいうかもしれない。夢も希望もない人生なんて生きる意味がない。だか、それが違うのである。ほんとうは自分のものではない夢や希望によって傷つけられている人間がいかに多いことか。本心では望んでいないものが得られない、そんなバカげた理由で不幸になっている者も、この世界には無数にいるのだ。


この物語は40歳となる大半の方には、
投影されない人生かもしれない。
だけど、心の内だとか経験からくる判断や言葉は、
ある程度、投影されているのかな?

良くはわからないけど…
この他にも心に引っかかる言葉を放つ主人公でした。

2015年7月

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