a talk : entame: 2009年1月アーカイブ

entame: 2009年1月アーカイブ

「関係の空気」「場の空気」を読んだ。
秋頃に購入したのに、やっと読み終えました。

この数年、思う所があり。村上龍が推薦しているなら!
ってことで、評判の良さげなこの書籍を買った。


「関係の空気」「場の空気」
冷泉 彰彦 (著)
「関係の空気」 「場の空気」
「関係の空気」 「場の空気」


村上龍が主催するJMMでエッセイを書いている著者だったので、
僕を成長させてくれる書籍になるのだろうと期待していた。
僕は村上龍が大好きで、JMMは発足当時から読んでいる。

だけど、この冷泉彰彦という著者が書いた本書は面白くない。
こんな面白くない書籍をチョイスしたショックはあったが、
最後まで読んでから結論づけようと思った。
だから、読み終えるのに時間を要してしまった。
文体やエピソード、その考えやアプローチについて、
共感できる部分も考えさせられる部分も少なかったからだ。

この「関係の空気」「場の空気」は書評が沢山書かれています。
大抵の方がとても面白いと書かれていて不思議です。
ひょっとしたら、僕には理解できない部分が多いのかなぁ…


本書は日本人のコミュニケーションの場の”雰囲気”を、
「空気」という言葉を使って紐解こうとし、改善を提言している。


僕もコミュニケーションには様々な取り組み方を実践しているが、
本書が語る方向性や「空気」の捕らえ方はあまりに短絡的で、薄っぺらい。
場が持つ「空気」っていうのは、もっと多様であると思う。
コミュニケーションの改善には「言葉」の改善だけでは、難しいだろう。
それに、「です・ます」を使って対等な関係性を目指そうと言っているが、
そんな小手先のテクニックでは良好な関係性は作れない。
ましてや、「空気」は操れないと思う。

昨今の日本が持つ雰囲気を考察し、コミュニケーションの改善を
試みたい方には薦めできない。
テクニカルな部分をもっと具体的に掘り下げて欲しいし、
今の日本のコミュニケーションは著者が知る環境よりも崩れている。
本書は時間を掛けて読む必要は無いと思う。


ただ、一つだけ、以下の部分は面白かった。

第5章 日本語をどうつかうか?
提案その一、ちゃんと語ることで日本語は伝わる
提案その二、失われた対等性を取り戻すために


なんか、具体的な事象を取り上げて、批評できれば良かったが、
上手く説明出来ませんね。僕が昨今の日本が持つ「空気」について、
まだ分析が出来ていないことが原因だと思います。
これから僕達が日本でコミュニケーションを取る際に、
今までの常識や経験が通じないケースが多く出るでしょう。


憂う気持ちで一杯ですが、憂いてばかりじゃ何も変わらない。
ここ数年は特に思う所がありますが、僕は僕が思う方法で、
「空気」を上手く操れる男になりたいです。

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